【日本の近現代建築】

●20分でわかる日本の近現代建築の110年40人200作品

<明治建築界の三代巨匠>
■片山東熊(1854-1917)奈良国立博物館(1894)、京都国立博物館、東京国立博物館表慶館、迎賓館
■辰野金吾1854-1919)日本銀行(1896)、奈良ホテル(1909)、東京駅(1914)
■妻木頼黄(よりなか1859-1916)旧横浜正金銀行本店(1904、現神奈川県立博物館)
<さらに>
■渡辺仁(じん1887-1973)ホテルニューグランド(1927、横浜)、銀座・和光(1932、旧服部時計店)、東京国立博物館本館(1937、コンペ当選)、原邦造邸(1938、現 原美術館

<耐震構造の父、塔博士>
■内藤多仲(たちゅう1886-1970)名古屋テレビ塔、さっぽろテレビ塔、東京タワー、通天閣

<丹下健三とよく比較された少し年上の大御所>
■村野藤吾(1891-1984)志摩観光ホテル、読売会館(現ビックカメラ有楽町店)、新歌舞伎座(大阪)、横浜市庁舎、都ホテル新館(現ウェスティン都ホテル京都)、日生劇場、箱根プリンスホテル(現ザ・プリンス箱根)、新高輪プリンスホテル、都ホテル大阪(シェラトン都ホテル大阪)、京都宝ヶ池プリンスホテル(現グランドプリンスホテル京都)、村野藤吾賞に名を残す
<それから>
■山田守(1894-1966)永代橋、聖橋、日本武道館、京都タワー
■坂倉準三(1904-1979)ル・コルビュジェに師事、神奈川県立近代美術館(1951)、東京日仏学院(1951)、岡本太郎邸(1953、現岡本太郎記念館 = 青山)、国際文化会館(1955、共同設計)、新宿駅西口広場(1966)、宮崎県総合博物館(1971)
■前川國男(1905-1986)ル・コルビュジェに師事。丹下は前川事務所出身。国際文化会館(1955、共同設計)、京都会館、東京文化会館、紀伊國屋ビル(新宿)、国立国会図書館、東京都美術館、熊本県立美術館、国立西洋美術館新館、福岡市美術館、フランス語Wikipedeiaにも掲載。

<世界のタンゲ>
丹下健三(1913-2005)広島平和記念公園・資料館(1952)、倉敷市庁舎(1960、現 倉敷市立美術館)、東京カテドラル聖マリア大聖堂(1964)、代々木体育館(東京オリンピック国立屋内総合競技場)、静岡新聞静岡放送東京支社、日本万国博覧会(大阪)基幹施設、草月会館、ハナエ・モリビル(1978)、グランドプリンスホテル赤坂新館、大津プリンスホテル、横浜美術館、新東京都庁舎、国際連合大学、幕張プリンスホテル(現APAホテル&リゾート東京ベイ幕張)、新宿パークタワー(ホテルパークハイアット東京)、フジテレビ本社ビル、東京ドームホテル、モード学園コクーンタワー(新宿・by丹下都市建築設計研究所)、フランス語Wikipedeiaにも掲載、プリツカー賞(建築界のノーベル賞)受賞(1987)
<丹下と同世代>
■芦原義信(1918-2003)坂倉準三門下。中央公論社(1959、現存せず)、富士フィルム東京本社ビル(1969)、オリンピック駒沢体育館・管制塔、ソニービル(1966)、国立歴史民俗博物館(佐倉、1980)、東京芸術劇場(池袋、1990)

(丹下の次の)第二世代の第一人者>
菊竹清訓(きよのり1928-)「メタボリスム」を提唱。 出雲大社庁舎(ちょうのや)(1963)、銀座テアトルビル・ホテル西洋銀座(1987)、江戸東京博物館(1993)、ホテル・ソフィテル東京(1994、現存せず)、 島根県立美術館(1999、松江)、講談社ビル(2000)、愛知万博総合プロデュース(2005)、九州国立博物館(2005、太宰府)
<第二世代で丹下門下の4人>
■槇文彦(1928-)ヒルサイドテラス(代官山)、スパイラル(青山)、京都国立近代美術館、幕張メッセ、東京体育館、テレビ朝日本社ビル(六本木ヒルズ)、横浜アイランドタワー(一部・旧第一銀行横浜支店)、WTC Tower 4(2011年完成予定)、フランス語Wikipedeiaにも掲載、プリツカー賞受賞(1993)。
■磯崎新(1931-)夫人は彫刻家の宮脇愛子。つくばセンタービル、ロサンゼルス現代美術館(MoCA)、カザルスホール(御茶ノ水)、東京グローブ座、ハラ・ミュージアム・アーク(群馬)、水戸芸術館、京都コンサートホール、静岡県コンベンションアーツセンター(グランシップ)、なら100年会館、フランス語Wikipedeiaにも掲載。
■黒川紀章(きしょう1934-2007)夫人は女優の若尾文子。中銀カプセルタワービル(1972、東京)、国立民族博物館(吹田市)、国立文楽劇場(大阪)、六本木プリンスホテル(現ホテルヴィラフォンテーヌ六本木アネックス)、ワコール麹町ビル、名古屋市美術館、沖縄県庁舎、ゴッホ美術館新館(アムステルダム)、豊田スタジアム、長崎歴史文化博物館、国立新美術館、フランス語Wikipedeiaにも掲載。
■谷口吉生(よしお1937-)父は谷口吉郎(帝国劇場、東京国立近代美術館)、夫人は谷口久美(芦屋の令嬢育ち、ディオールのプレスからLVMHグループの重鎮へ)。土門拳記念館(酒田市)、東京都葛西臨海水族園、丸亀市猪熊弦一郎現代美術館・丸亀市立図書館、東京国立博物館法隆寺宝物館、ニューヨーク近代美術館(MoMA)新館。京都国立博物館南門、日産自動車新本社ビル(横浜、2009年完成予定)、フランス語Wikipedeiaにも掲載。
<第二世代の他の建築家>
■岡田新一(1928-)鹿島建設出身。最高裁判所、警視庁、函館山ロープウェイおよび展望台、宮崎県立美術館
■原宏司(ひろし1936-)東京大学出身。梅田スカイビル、JR京都駅ビル、札幌ドーム

<第三世代の巨匠>
■安藤忠雄(1941-)師匠なし(Self-build Architect)。住吉の長屋(1976)。タイムズ・ギャラリーI&II(木屋町三条通り南西角)、風の教会(1987、「六甲の教会」=閉鎖中)、ガレリア・アッカ(1988、東心斎橋1-16-20、コンフォートホテル大阪心斎橋・西)、COLLEZIONE(1989)、光の教会(1990、茨木春日丘教会 = 大阪府茨木市)、兵庫県立こどもの館(姫路)、姫路文学館(1992)、本福寺水御堂(みずみどう=本堂、真言宗のお寺、淡路市)、ベネッセハウスミュージアム(直島)、大阪府立近つ飛鳥博物館(大阪府南河内)、サントリーミュージアム天保山(大阪市)、京都府立陶板名画の庭、長良川国際会議場(岐阜)、淡路夢舞台(2001)、兵庫県立美術館(神戸市)、国際子ども図書館(増築、2002、上野公園)、東京アートミュージアム・シティハウス仙川(2005)、地中美術館(直島、2005)、hhstyle.com/casa(2005、神宮前6-14-5、ショップは2007年6月にクローズ、2008年10月にNSW =Nike Sportswear = ナイキのウェア部門の日本の旗艦店 = がオープン)、表参道ヒルズ(2006)、21_21Design Sight(2007、トゥーワン・トゥーワン・デザインサイト、東京ミッドタウン内)、東京地下鉄新副都心線渋谷駅(2008、愛称「地宙船」=地中の宇宙船)、京阪中之島線なにわ橋駅(2008)、東京スカイツリー(2008年7月着工、2011年完成予定)、JR熊本駅舎(2016年完成予定)、アブダビ海洋博物館(2018年完成予定)、フランス語Wikipedeiaにも掲載、プリツカー賞受賞(1995)
(安藤以外の)第三世代>
■伊東豊雄(1941-)菊竹に師事。風の塔(横浜駅西口)、風の卵(大川リバーシティ)、せんだいメディアテーク、まつもと市民芸術館、トッズ表参道ビル、みなとみらい線元町中華街駅、ミキモト銀座2(豪華レストランがあるとこ)、フランス語Wikipedeiaにも掲載。
■長谷川逸子(1941-)菊竹に師事。湘南台文化センター(神奈川県)、すみだ生涯学習センター、笛吹川フルーツ公園、新潟市民芸術文化会館、フランス語Wikipedeiaにも掲載。
■山本理顕(りけん1945-)原広司に師事。広島市西消防署。横須賀美術館

<第四世代>
隈研吾(1954-)原広司に師事。M2(1991、世田谷・現東京メモリアルホール)、馬頭町広重美術館(2000、栃木)、 梅窓院(2003、青山)、ONE表参道(2004)、分とく山(2004)、LVMH大阪(2004、エトワール心斎橋)、COCON烏丸(2005、旧京都丸紅ビル)、長崎県美術館(2005)、銀山温泉藤屋、サントリー美術館(東京ミッドタウン内)、朝日放送新社屋・ほたるまち(大阪)、根津美術館(2009年10月オープン予定)、フランス語Wikipedeiaにも掲載。
■大江匡(ただす1954-)菊竹に師事。細見美術館(京都)
■妹島和世(せじま1956-)伊東に師事。再春館製薬女子寮(1991、熊本)、オペーク・ギンザ(1998、ファーサード改修)、hhstyle.com原宿店(2000、神宮前6-14-2)。
■SANAA(妹島和世と西沢立衛=りゅうえ=とのユニット、Sejima And Nishizawa And Associates)として、ディオール表参道(2003)、金沢21世紀美術館(2004)、海の駅なおしま、フランス語Wikipedeiaにも掲載。
■青木淳(1956-)磯崎に師事。ルイ・ヴィトン名古屋ビル、ルイ・ヴィトン銀座松屋店、ルイ・ヴィトン表参道ビル、ルイ・ヴィトン銀座並木通り店、青森県立美術館

<著名な作品はないのに名前が知れ渡った建築家>
■姉歯秀次(1957-) Il a falsifie des donnees sur les tremblements de terre dans le but de diminuer la quantite et la taille des pieces en acier dans des batiments japonais. Suite a ses falsifications, 71 immeubles sur les 208 qu'il a concu sont juges dangereux. 2005年冬に告発され2006年に逮捕された:構造計算書偽造問題。同年末、懲役5年、罰金180万円の有罪(求刑とおり)。現在東京高裁に控訴中。

<New Comers>
■乾久美子(1969-)青木淳に師事。ルイ・ヴィトン梅田ヒルトンプラザ店、ディオール銀座
■光井純(1978-)岡田新一に師事。ザ・ジュエルズ・オブ・アオヤマ (2005、カルティエ南青山店とピエール・ガニェールがあるところ、カルティエの内装 はブルーノ・モナーBruno Moinard 1956-)、デビアス銀座本店(2008、内装はクリストフ・カルペンテChristophe Carpente)

<外国人の部>
■フランク・ロイド・ライト(Frank Lloyd Wright, 1867-1959)近代建築の三大巨匠の一。旧帝国ホテル(現・明治村に保存)
■ウィリアム・メレル・ヴォリーズ(William Merrell Voiries, 1880-1964)明治学院大学礼拝堂、同志社大学今出川キャンパス(啓明館、アーモスト館、敬遠館)、神戸女学院大学文学館、山の上ホテル(東京)
■ル・コルビュジェ(Le Corbusier, 1887-1965)近代建築の三大巨匠の一。パリ大学都市スイス館(1930)、東京国立西洋美術館(1959)

■イオ・ミン・ペイ(Ieoh Ming Pei, 1917-)MIHO MUSEUM(滋賀県古賀市、1997)、
■シーザー・ペリ(Cesar Pelli, 1926-)駐日アメリカ大使館、NTT本社(東京)、 シーホーク・ホテル&リゾート(現JALリゾート・シーホーク・ホテル福岡)、ペトロナス・ツインタワー(クアラルンプール)、大阪歴史博物館、中之島三井ビルディング、国立国際美術館(大阪)、日本橋三井タワー(マンダリン・オリエンタルH)
■アルド・ロッシ(Aldo Rossi, 1931-1997)ホテル・イル・パラッツォ(福岡、1989)、門司港ホテル(1998)、プリツカー賞受賞(1990)
■マイケル・グレイブス(Michael Graves, 1934-)ポストモダン建築の旗手。百道浜の集合住宅(福岡, 1989)、アルテ横浜(横浜の集合住宅, 1992)、ハイアットリージェンシー福岡(1993)
■レンゾ・ピアノ(Renzo Piano, 1937-)ポンピドゥー・センター、関西国際空港ターミナルビル、牛深ハイヤ大橋(1997, 天草)、メゾン・エルメス(銀座)、プリツカー賞受賞(1998)
■ジョン・ジャーディ(Jon Jerdi, 1940-)キャナルシティ博多(1996)、カレッタ汐留(2002)、六本木ヒルズ商用エリア(2003)、ラ・チッタデッラ(川崎、2003)、なんばパークス(2003)
■ラファエル・ヴィニョリ(Rafael Vinoly,1944-)東京国際フォーラム(1996)
■ジャン・ヌーヴェル(Jean Nouvel, 1945-)アラブ研究所、カルティエ現代美術財団、電通本社ビル(2002)、ケ・ブランリ美術館(2006)、プリツカー賞受賞(2008)
■ヘルツォーク&ド・ムーロン(Herzog & de Meuron、2人とも1950-)プラダ・ブティック青山店、北京国家体育場(鳥の巣)、プリツカー賞受賞(2001)


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